PC-9801F/M フォントROM
○PC-9801F/M フォントROM
PC-9801Fに内蔵されていたフォントROMボード。フォントデータ自体はPC-9801DAのものとほぼ同じはず。
種類 | 文字数 | ROM容量 | 備考 |
ANK文字 | 244文字 | 64Kbit | メイン基板上に標準実装 |
非漢字/罫線文字 | 885文字 | 256Kbit | 漢字ROMボード上に標準実装 |
JIS第1水準漢字 | 2965文字 | 1024Kbit | 〃 |
JIS第2水準漢字 | 3384文字 | 1024Kbit | 別売オプション |
拡張漢字 | 388文字 | 128Kbit | 〃 |
計2496Kbit (312KB)
※補足
- ANK文字 - Alphabet, Numeric, Kanaの頭文字でANK。半角英数カナ+半角罫線素片+半角記号。いわゆる半角文字。
- 非漢字/罫線文字 - 全角記号や全角罫線素片など。
- 拡張漢字 - マイクロソフトが定めた「Windows-31J」でNEC選定IBM拡張文字と命名されている。
- 第1バイト/第2バイト - 全角文字の場合は第1バイトに左半分、第2バイトに右半分のフォントデータが記録されている。
- 半角文字の場合は第1バイトにフォントデータが記録されており、第2バイトは無効。
- 初期の機種を除いて、漢字ROMボードや本体にRAMが搭載されており、利用者定義文字を63字または188字まで格納できる。
○漢字ROMオプション
初期のPC-98では標準では漢字ROMが搭載されておらず、オプションとなっていた。
オプション型番 | 種類 | 説明 | 対応機種 |
PC-9801-01 | JIS第1水準 | 2965字 + 非漢字・罫線文字など885字 | PC-9801 |
PC-9801-10 | JIS第1水準 | 〃 + 利用者定義文字63字 | PC-9801/E |
PC-9801-12/K | JIS第2水準 | 3384字 | PC-9801/E/F/M |
PC-9801-18 | 拡張漢字 | シフトJISコード(*) ED40からEEFCまで388字 | PC-9801/E/F/M |
PC-9801-28 | 〃 | 〃 | PC-9801U/VM/VXなど |
PC-98XA-04 | 〃 | 〃 | PC-98XA model 1/2/3 |
※PC-9801-01にはJIS第2水準漢字ROM(PC-9801-12またはPC-9801-12K)を実装できない。PC-9801にPC-9801-12/Kを実装した場合、利用者定義文字は使用できない。
※文字コードの扱いはOSによって異なり、N88-BASIC(86)ではJISコード、MS-DOSではシフトJISコードを使う。