PC-98デスクトップ機の電源の入れ方・切り方

PC-98デスクトップ機の電源のON/OFFについて。

○ 電源スイッチ

MS-DOS、Windows 3.1プリインストールモデルの場合、電源スイッチはオルタネイト式(1度押すとONになりもう1度押すとOFFになり、スイッチがONの状態ではボタンが凹んだ状態で維持される)になっています。Windows 95プリインストールモデル以降は現在のPCと同じモーメンタリースイッチ(押している間だけスイッチがONになり、離すとOFFの状態に戻る)になっています。

○ 電源の入れ方

1. キーボード、マウス、外付けHDD、プリンターなどの機器を接続します。

2. フロッピーディスクがセットされている場合は取り出しておきます。

3. ディスプレイや外付けHDDなど、プリンター以外の周辺機器の電源を入れます。

4. 本体の電源スイッチを押して本体の電源を入れます。Windows 95プリインストールモデルよりも古い機種の場合は、スイッチがONの状態ではボタンが凹んだ状態で維持されます。Windows 95プリインストールモデル以降は現在のPCと同じです。

5. フロッピーディスクからシステムを起動する場合は、FDDにディスクをセットし、処理しているプログラムやディスクアクセスがないことを確認して、本体のリセットスイッチを押します。(Windowsが起動している場合は先にWindowsを終了させること。)

6. プリンターは使う時だけプリンターの電源を入れます。プリンターの電源を後から入れる理由は、PCの電源投入時にプリンターポートの信号が不安定になり、プリンターが誤動作することを防ぐためです。

○ 電源の切り方(N88-BASIC(86)、MS-DOSの場合)

1. 使っているアプリケーションやファイルがあれば作業を保存して終了します。

2. Windowsを起動している場合はプログラムマネージャーからWindowsを終了します。(Windows 3.1以前)

3. ディスクアクセスがないことを確認して、フロッピーディスクやCD-ROMを取り出します。

4. BASICやMS-DOSのコマンド入力待機状態画面で、STOPキーを押します。これによってHDDのリトラクト(シッピング)が行われます。1980年代中期までの古いHDDではこの動作を行わないとデータが消失・故障する場合があります。SCSI/IDE世代のHDDには自動リトラクト機能があるはずなのでこの操作は不要ですが、PC-9821のマニュアルではこの操作をするように書かれています。

5. 本体の電源スイッチを押して電源を切ります。

6. 周辺機器の電源を切ります。

○ 参考文献


QLOOK ANALYTICS