NEC PC-9801DAのメインボード
1991年発売のPC-9801DXのマザーボードを挙げてみます。
表↑ ↓裏
1990年12月製造。PC-9801ESと比べるとかなりカスタムチップ化が進んだように見えます。EGCも統合できたようです。回路の配線は表では横方向、裏では縦方向になっていることがわかります。
オンボードのカレンダー時計刻時機構
日時を記憶するIC(NEC μPD4990)です。青い筒状の缶のようなものが充電池で、PCの電源を入れている間に充電されます。充電池からICに電源を供給できなくなると日時が狂います。
キャラクタジェネレータとテキストVRAM?
左手前に見えているのがキャラクタROMです。中央少し奥にあるのはテキストVRAMかユーザー定義文字を記憶するRAMだと思います。
この頃の機種はメインボードの変化が著しくてなかなか面白いのですが、アーキテクチャーとしてはほとんど変わっていないんですよね。その辺りがPC98のよいところであり悪いところなのでしょう。
何分PC9801をリアルタイムで使っていた世代ではないので、誤り等ありましたらご指摘下さい。