Copyright(C) 1994,1995,1996,1997 Terumasa KODAKA , Takeshi KONO ■RS-232C 対象 ノーマル,ハイレゾ,LT・HA チップ 8251相当品 解説 o PC-9800シリーズではシリアルインタフェースとして8251USARTが使用され ている。調歩同期モードでは、8253TCUのカウンタ#2の出力が8251USARTの TXC,RXC端子に接続されるため、このカウンタの出力する方形波のレート によって通信速度を設定する。8253TCUのカウンタ#2のクロック入力は、シ ステムクロックが8MHz系と5MHz系の機種で異なる。これにより同じ通信速 度にするために設定する分周比はシステムクロックにより異なる値となる。 o PC-9801P・NX/C,PC-9821Af・Ne以降の機種では8251USARTの動作クロックが 2.4576MHzから9.8304MHzに変更された。9600bpsを超える通信速度が保証さ れている。しかしこれはあくまでも表向きの仕様であり、前述したように 通信速度は8253TCUの出力で設定されるため、この分周比さえ変更してし まえば、19200bps非対応機でも9600bpsを超える通信速度を設定することも 可能である。ただし、システムクロックが8MHzの機種では、分周比の関係 から19200bpsの倍数のちょうどに設定することができない。近い値として 20800bpsの倍数に設定することは可能であるが、モデム等の周辺機器がこ の通信速度に対応している必要がある。 u PC-9801P・NX/C,PC-9821NeではBIOSは19200bpsに対応していないが、ハード ウェアを直接操作し、8253TCUに分周比を設定することで19200bpsでの通信 が保証されている。 o PC-9821An(一部のロットを除く)・Np以降の機種ではFIFOモードが搭載されて いる。送受信16バイトの容量を持ち、高速通信時の文字落ちを軽減させるこ とが可能である。FIFOモードでは従来と異なるアクセス方法を用いる必要が あり、専用のコードを書く必要がある。 o セカンドRS-232Cとして16550相当のCCUを搭載した機種では、プライマリシ リアルポートでも最大115200bpsの転送速度が可能なV・FASTモードを使用する ことが可能である。セカンドRS-232Cを搭載していない機種でも、95年5月以 降に発表された機種では、統合化I/Oチップの内部に16550相当品が含まれて おり、赤外線通信インタフェースなどに用いられているため、セカンダリシ リアルポートを搭載した機種と同様V・FASTモードが使用することができる。 図: RS-232Cクロック -------------------------------------------------------------------- システム +-----+ +--------+ クロック(*1) |4分周| |8253 TCU| #2出力 o------->-----+ 回路+--->---+ カウンタ#2 +---->---+ | (*2)| | (*3) | | +-----+ +--------+ V I/O 0434h bit 6 I/O 0075h,0077h | | +------------+ +-----+-----+ 2ndCCUクロック(*4) |V・FASTモード| |V・FAST,互換| o---->----+----->----+分周レジスタ+-->--+ モード選択| | | (*5) | | (*6) | | +------------+ +-----+-----+ | I/O 013Ah bit 3〜0 | I/O 013Ah bit 7 V V | | +----+-----+ +----+----+ |2nd CCU | |1st CCU | | 16550(*7)| | 8251| +----+-----+ +----+----+ | | *1 システムクロック。2.4576MHzまたは、1.98・・・MHzとなる。 *2 8253TCUのカウンタ#2入力に与えるクロックを4分周するかどうか設定 する。19200bps対応機に存在する。 *3 分周レジスタを操作することで、カウンタ#2のクロック出力の方形波 レートを設定する。全機種に存在する。 *4 2ndCCUの16550に供給するためのクロック。V・FASTモード搭載機種に存 在する。 *5 V・FASTモードでの速度を設定する。V・FASTモード搭載機種に存在する。 *6 V・FASTモードまたは互換モードのどちらかを選択するか設定する。 V・FASTモード搭載機種に存在する。 *7 セカンダリシリアルインタフェース搭載機種に存在する。赤外線イン タフェースを搭載した機種では、赤外線トランシーバユニットとの接続 に用いられる。 -------------------------------------------------------------------- 関連 INT 0Bh F8E8:0002h bit 2 F8E8:0011h bit 4 I/O 0002h bit 3 I/O 0033h bit 7〜6 I/O 0035h bit 2〜0 I/O 0075h I/O 0077h I/O 08F0h,08F2h - 0056h bit 0 I/O 0030h 名前 データレジスタ チップ 8251相当品 機能 [READ] 受信データレジスタ [WRITE] 送信データレジスタ bit 7〜0: データ 解説 o シリアルインタフェースで送受信するデータを入出力する。 o 詳細はμPD71051データシート等を参照のこと。 関連 I/O 0032h I/O 0032h 名前 ステータスリード モードセット,コマンドワードライト チップ 8251相当品 機能 [READ] ステータスリード bit 7: DSR信号 1= DSR ON 0= DSR OFF bit 6: 同期検出 1= あり 0= なし bit 5: フレーミングエラー検出 1= あり 0= なし bit 4: オーバーランエラー検出 1= あり 0= なし bit 3: パリティエラー検出 1= あり 0= なし bit 2: TxEMP 1= 送信バッファエンプティ 0= 送信バッファにデータあり bit 1: RxRDY 1= 受信可能 0= 受信不可 bit 0: TxRDY 1= 送信バッファに空きあり 0= 送信バッファに空きなし -----+-----+----------+----------+------------ TxEMP|TxRDY|バッファ#0|バッファ#1|データの送信 -----+-----+----------+----------+------------ 1 | 1 |データなし|データなし|可能 0 | 1 |データあり|データなし|可能 0 | 0 |データあり|データあり|不可能 1 | 0 | 存在しない -----+-----+----------+----------+------------ [WRITE] コマンドワードライト bit 7: エンターハントフェーズ(同期モードのみ) bit 6: 内部リセット 1= する 0= しない bit 5: RTS信号 1= RTS ON 0= RTS OFF bit 4: エラーフラグクリア 1= する 0= しない bit 3: TxDATAブレーク送信 1= する 0= しない bit 2: 受信許可 1= 許可 0= 禁止 bit 1: DTR信号 1= DTR ON 0= DTR OFF bit 0: 送信許可 1= 許可 0= 禁止 [WRITE] モードセット bit 7,6: S2,S1 11b= 2ビット 10b= 1.5ビット 01b= 1ビット 00b= 無効 * ストップビットの長さを設定する bit 5: EP 1= 偶数パリティ 0= 奇数パリティ bit 4: PEN 1= パリティあり 0= パリティなし bit 3,2: L2,L1 11b= 8ビット 10b= 7ビット 01b= 6ビット 00b= 5ビット * データビット長を設定する bit 1,0: B2,B1 11b= x64モード 10b= x16モード 01b= x1モード 00b= 同期モード * クロックモードを設定する 解説 o シリアルインタフェースの各種モード設定を行う。 o 詳細はμPD71051データシート等を参照のこと。 関連 I/O 0030h I/O 0034h 名前 拡張割り込み制御レジスタ Undocumented 対象 PC-9821Af以降 機能 [READ/WRITE] bit 7: 割り込みモード 1= 信号線変化割り込み 0= 従来互換(デフォルト) * 信号線変化割り込みモードでは、従来のTxRDY,TxEMP,RxRDYによる 割り込みがかからなくなる。 bit 6: 未使用(常に0にする) bit 5: CD信号割り込み bit 4: DSR信号割り込み bit 3: CTS信号割り込み 1= 割り込み許可 0= 割り込み禁止(デフォルト) * 各信号のエッヂを検出して割り込みをかけるかどうか設定する。 bit 2: CD信号■[READ] bit 1: DSR信号■[READ] bit 0: CTS信号■[READ] 1= イネーブル 0= ディセーブル * これらはI/O 0033h bit 7〜5で得られる信号と同じである。 解説 o シリアルポート信号線の変化時に割り込みを発生させるかどうか設定する。 関連 I/O 0030h I/O 0032h I/O 0033h I/O 0434h I/O 0130h 名称 送受信データレジスタ Undocumented 対象 FIFOモード搭載機 機能 [READ/WRITE] bit 7〜0: データ 解説 o FIFOモードで、シリアルインタフェースで送受信するデータの入出力を行う。 従来互換モードのI/O 0030hにあたる。 o FIFOの容量は16バイトである。 o このI/Oは、FIFOモードのみ有効。 関連 I/O 0030h I/O 0138h bit 0 I/O 0132h 名前 ラインステータスレジスタ Undocumented 対象 FIFOモード搭載機 機能 [READ] bit 7: ブレイク信号受信 1= 受信 0= 通常 bit 6: 不明 bit 5: パリティエラー 1= エラー 0= 通常 bit 4: オーバーランエラー 1= エラー 0= 通常 bit 3: 不明 bit 2: RxRDY 1= レディ 0= ビジー bit 1: TxRDY 1= レディ 0= ビジー bit 0: TxEMP 1= エンプティ 0= 通常 解説 o FIFOモードで、シリアルインタフェースの各種信号線の状態を取得する。 o 詳細不明 関連 I/O 0138h bit 0 I/O 0134h 名称 モデムステータスレジスタ Undocumented 対象 FIFOモード搭載機 機能 [READ] bit 7: CD信号 bit 6: CI信号 bit 5: DR信号 bit 4: CS信号 1= ON 0= OFF bit 3: CD信号変化 bit 2: CI信号変化 bit 1: DR信号変化 bit 0: CS信号変化 1= 変化あり 0= 変化なし 解説 o モデムステータス信号を読み出す。 o 詳細不明 関連 I/O 0034h I/O 0138h bit 0 I/O 0136h 名称 割り込み参照レジスタ Undocumented 対象 FIFOモード搭載機 機能 [READ] bit 7: 不明 bit 6: FIFO搭載識別ビット1 * 読み出すたびに1→0→1→・・・と変化する bit 5: 識別ビット2 * 常に0を返す bit 4: 不明 bit 3〜0: 割り込み要因index 111b= 110b= 受信データあり(タイムアウト) 101b= 100b= 011b= ラインステータス変化 010b= 受信データあり 001b= 送信可能 000b= モデムステータス変化 * 割り込み要因を示す bit 0: 割り込み要因 1= なし 0= あり 解説 o 割り込み要因の取得を行う。また、FIFO搭載機種かどうかの判定を bit 6,5を用いて判定を行うことができる。 o 詳細不明 関連 I/O 0138h 名称 FIFOコントロールレジスタ Undocumented 対象 FIFOモード搭載機 機能 [READ/WRITE] bit 7〜3: 不明 bit 6: 不明 bit 2: FCR2 1= 送信FIFOリセットする 0= 送信FIFOリセットしない bit 1: FCR1 1= 受信FIFOリセットする 0= 受信FIFOリセットしない bit 0: FCR0 1= FIFOモード 0= 従来互換モード(デフォルト) 解説 o RS-232CのFIFOの設定を行う。 o FIFOモードでは従来のシリアルインタフェースと異なるアクセス方法が必要 となる。FIFOモードと従来互換モードの変更は動的に可能である。 関連 I/O 0030h I/O 0032h I/O 013Ah 名称 V・FASTモードレジスタ Undocumented 対象 115200bps対応機 機能 [READ/WRITE] bit 7: クロックモード 1= V・FASTモード 0= 従来互換モード bit 6〜4: 未使用(常に000bにする) bit 3〜0: 分周レジスタ 1100b= 9600bps 1000b= 14400bps 0110b= 19200bps 0100b= 28800bps 0011b= 38400bps 0010b= 57600bps 0001b= 115200bps * bit 7が1のときのみ有効 解説 o プライマリシリアルインタフェースの通信速度を設定する。 o bit 7でV・FASTモードに設定すると、8253TCUのカウンタ#2出力とは無関係 に通信速度が設定される。このとき、通信速度はbit 3〜0によって決定す る。 u V・FASTモードという名称は、28800bps以上の速度を持つモデムに対応する ために設定されたことから来ていると推測できるが、V・FASTモデムと通信 方式などについて直接関係はない。 関連 I/O 0411h,0413h - 83h F8E8:0011h bit 4 I/O 0434h 名前 拡張RS-232C制御レジスタ Undocumented 対象 PC-9821■[PC-9821初代・Ap・As・Ae・Ceを除く] PC-9801BA2・BS2・BX2・BA3・BX3・BX4・P・NS/A・NL/A 機能 [READ/WRITE] bit 7: 未使用 bit 6: 入力クロック4分周■[PC-9821An・Ap3・As3・Xa・Xt・Xf・Cf・ Xa16・Xa13・Xa12・Xa10・Xa9・Xa7・Xa7e・Xt16・Xt13・ Xv13・Xb10・V10・V7・St15・Na7・Nx以外] 1= しない 0= する(デフォルト) * 4倍速モードに設定が可能 bit 6: 入力クロック4分周■[PC-9821An・Ap3・As3・Xa・Xt・Xf・Cf・ Xa10・Xa9・Xa7・Xt13・Xa12・Xa7e・Na7・Nx] 1= しない(デフォルト) 0= する * 1/4倍速モードに設定が可能 |【注】 | 相田 剛志氏より、以下の内容が正しいのではないかという | 御指摘がありました(1999/2/10) | 1= する(デフォルト) | 0= しない bit 5〜1: 未使用 bit 0: プライマリシリアルポート切り離し 1= 切り離す 0= 切り離さない(デフォルト) 解説 o プライマリシリアルポートのクロックモードの設定を行う。 o プライマリシリアルインタフェースの切り離しを行う。 関連 I/O 0030h I/O 0032h I/O 0034h I/O 0130h I/O 0132h I/O 0134h I/O 0136h I/O 0138h I/O 013Ah ------------------------------------------------------------------------------- ■拡張RS-232Cボード制御 対象 PC-9861,PC-9801-101 解説 o PC-9861・Kは拡張RS-232Cポートを2チャネル搭載してボードである。8251A 相当品を使用し、本体内蔵のプライマリシリアルポートとほぼ同様にして 扱うことが出来る。 u PC-9861・Kでは、転送速度をボード上のジャンパスイッチによって設定する。 o PC-9801-101はFIFOモードが使用できる I/O 00B0h 名前 拡張RS-232Cチャネル2 制御 機能 [READ] リードシグナル bit 7: CI bit 6: CS bit 5: CD bit 4〜0: 未使用 [READ] 割り込みレベルセンス bit 7〜2: 未使用 bit 1,0: IR1,IR2 11b= INT3 10b= INT2 01b= INT1(ハイレゾモードの標準設定) 00b= INT0(出荷時設定) [WRITE] マスクセット bit 7〜3: 未使用 bit 2: TXR RS-232CのTxRDYによる割り込み要求のマスク bit 1: TXE RS-232CのTxEMPによる割り込み要求のマスク bit 0: RXR RS-232CのRxRDYによる割り込み要求のマスク 解説 o 拡張RS-232Cチャネル2の信号線読みだし、割り込みマスク制御などを 行う。 関連 I/O 00B2h I/O 00B3h I/O 00B2h 名前 拡張RS-232Cチャネル3 制御 機能 [READ] リードシグナル bit 7: CI bit 6: CS bit 5: CD bit 4〜0: 未使用 [READ] 割り込みレベルセンス bit 7〜2: 未使用 bit 1,0: IR1,IR2 11b= INT6 10b= INT5(出荷時設定) 01b= INT4 00b= INT0(ハイレゾモードの標準設定) [WRITE] マスクセット bit 7〜3: 未使用 bit 2: TXR RS-232CのTxRDYによる割り込み要求のマスク bit 1: TXE RS-232CのTxEMPによる割り込み要求のマスク bit 0: RXR RS-232CのRxRDYによる割り込み要求のマスク 解説 o 拡張RS-232Cチャネル3の信号線読みだし、割り込みマスク制御などを 行う。 関連 I/O 00BAh I/O 00BBh I/O 00B1h 名前 拡張RS-232Cチャネル2 データ チップ 8251相当品 機能 [READ] 受信データレジスタ [WRITE] 送信データレジスタ bit 7〜0: データ 解説 o シリアルインタフェースで送受信するデータを入出力する。 o 詳細はμPD71051データシート等を参照のこと。 関連 I/O 00B3h I/O 00B3h 名前 拡張RS-232Cチャネル2 ステータスリード,モードセット,コマンドワードライト チップ 8251相当品 機能 [READ] ステータスリード bit 7: DSR信号 1= DSR ON 0= DSR OFF bit 6: 同期検出 1= あり 0= なし bit 5: フレーミングエラー検出 1= あり 0= なし bit 4: オーバーランエラー検出 1= あり 0= なし bit 3: パリティエラー検出 1= あり 0= なし bit 2: TxEMP 1= 送信バッファエンプティ 0= 送信バッファにデータあり bit 1: RxRDY 1= 受信可能 0= 受信不可 bit 0: TxRDY 1= 送信バッファに空きあり 0= 送信バッファに空きなし -----+-----+----------+----------+------------ TxEMP|TxRDY|バッファ#0|バッファ#1|データの送信 -----+-----+----------+----------+------------ 1 | 1 |データなし|データなし|可能 0 | 1 |データあり|データなし|可能 0 | 0 |データあり|データあり|不可能 1 | 0 | 存在しない -----+-----+----------+----------+------------ [WRITE] コマンドワードライト bit 7: エンターハントフェーズ(同期モードのみ) bit 6: リセット 1= する 0= しない bit 5: RTS信号 1= RTS ON 0= RTS OFF bit 4: エラーフラグクリア 1= する 0= しない bit 3: TxDATAブレーク送信 1= する 0= しない bit 2: 受信許可 1= 許可 0= 禁止 bit 1: DTR信号 1= DTR ON 0= DTR OFF bit 0: 送信許可 1= 許可 0= 禁止 [WRITE] モードセット bit 7,6: S2,S1 11b= 2ビット 10b= 1.5ビット 01b= 1ビット 00b= 無効 * ストップビットの長さを設定する bit 5: EP 1= 偶数パリティ 0= 奇数パリティ bit 4: PEN 1= パリティあり 0= パリティなし bit 3,2: L2,L1 11b= 8ビット 10b= 7ビット 01b= 6ビット 00b= 5ビット * データビット長を設定する bit 1,0: B2,B1 11b= x64モード 10b= x16モード 01b= x1モード 00b= 同期モード * クロックモードを設定する 解説 o シリアルインタフェースの各種モード設定を行う。 o 詳細はμPD71051データシート等を参照のこと。 関連 I/O 00B2h I/O 00B4h 名前 拡張RS-232Cチャネル2 FIFO制御[INDEX] 対象 PC-9801-101 機能 [READ/WRITE] bit 7〜0: レジスタ 解説 o I/O 00B5hと共に拡張RS-232Cチャネル2のFIFO制御を行う。 o 詳細不明。 関連 I/O 00B5h I/O 00B5h 名前 拡張RS-232Cチャネル2 FIFO制御[DATA] Undocumented 対象 PC-9801-101 機能 [READ/WRITE] bit 7〜0: データ --------+---------------------------------------------- レジスタ|内容 --------+---------------------------------------------- 00h |送受信データレジスタ |bit 7〜0: データ --------+---------------------------------------------- 01h |ラインステータスレジスタ |bit 7: ブレイク信号受信 | 1= 受信 | 0= 通常 |bit 6: 不明 |bit 5: パリティエラー | 1= エラー | 0= 通常 |bit 4: オーバーランエラー | 1= エラー | 0= 通常 |bit 3: 不明 |bit 2: RxRDY | 1= レディ | 0= ビジー |bit 1: TxRDY | 1= レディ | 0= ビジー |bit 0: TxEMP | 1= エンプティ | 0= 通常 --------+---------------------------------------------- 02h |モデムステータスレジスタ |bit 7: CD信号 |bit 6: CI信号 |bit 5: DR信号 |bit 4: CS信号 | 1= ON | 0= OFF |bit 3: CD信号変化 |bit 2: CI信号変化 |bit 1: DR信号変化 |bit 0: CS信号変化 | 1= 変化あり | 0= 変化なし --------+---------------------------------------------- 03h |割り込み参照レジスタ |bit 7: 不明 |bit 6: FIFO搭載識別ビット1 | * 読み出すたびに1→0→1→・・・と変化する |bit 5: 識別ビット2 | * 常に0を返す |bit 4: 不明 |bit 3〜0: 割り込み要因index | 111b= | 110b= 受信データあり(タイムアウト) | 101b= | 100b= | 011b= ラインステータス変化 | 010b= 受信データあり | 001b= 送信可能 | 000b= モデムステータス変化 | * 割り込み要因を示す |bit 0: 割り込み要因 | 1= なし | 0= あり --------+---------------------------------------------- 04h |FIFOコントロールレジスタ |bit 7〜3: 不明 |bit 6: 不明 |bit 2: FCR2 | 1= 送信FIFOリセットする | 0= 送信FIFOリセットしない |bit 1: FCR1 | 1= 受信FIFOリセットする | 0= 受信FIFOリセットしない |bit 0: FCR0 | 1= FIFOモード | 0= 従来互換モード(デフォルト) --------+---------------------------------------------- 05h |通信速度設定レジスタ |bit 7,6: 不明 |bit 5,4: 通信方式 | 11b= BCI同期 | 10b= 同期刻時 | 01b= ST2同期 | 00b= 調歩同期(デフォルト) |bit 3〜0: 通信速度 | 1111b= 115200bps | 1110b= 57600bps | 1101b= 38400bps | 1100b= 19200bps | 1011b= 14400bps | 1010b= 9600bps | 1001b= 4800bps | 1000b= 2400bps | 0111b= 1200bps | 0110b= 600bps | 0101b= 300bps | 0100b= 150bps | 0011b= 75bps |* DIP SW 2-2 ONのみ有効 --------+---------------------------------------------- 06h |不明 --------+---------------------------------------------- 07h |不明 --------+---------------------------------------------- 解説 o I/O 00B4hで指定された拡張RS-232Cチャネル2のFIFO制御レジスタの読み書き を行う。 o 詳細不明。 関連 I/O 00B4h I/O 00B6h 名前 拡張RS-232Cチャネル2 FIFO制御[INDEX] 対象 PC-9801-101 機能 [READ/WRITE] bit 7〜0: レジスタ 解説 o I/O 00B7hと共に拡張RS-232Cチャネル2のFIFO制御を行う。 o 詳細不明。 関連 I/O 00B7h I/O 00B7h 名前 拡張RS-232Cチャネル2 FIFO制御[DATA] Undocumented 対象 PC-9801-101 機能 [READ/WRITE] [READ/WRITE] bit 7〜0: データ --------+---------------------------------------------- レジスタ|内容 --------+---------------------------------------------- 00h |送受信データレジスタ |bit 7〜0: データ --------+---------------------------------------------- 01h |ラインステータスレジスタ |bit 7: ブレイク信号受信 | 1= 受信 | 0= 通常 |bit 6: 不明 |bit 5: パリティエラー | 1= エラー | 0= 通常 |bit 4: オーバーランエラー | 1= エラー | 0= 通常 |bit 3: 不明 |bit 2: RxRDY | 1= レディ | 0= ビジー |bit 1: TxRDY | 1= レディ | 0= ビジー |bit 0: TxEMP | 1= エンプティ | 0= 通常 --------+---------------------------------------------- 02h |モデムステータスレジスタ |bit 7: CD信号 |bit 6: CI信号 |bit 5: DR信号 |bit 4: CS信号 | 1= ON | 0= OFF |bit 3: CD信号変化 |bit 2: CI信号変化 |bit 1: DR信号変化 |bit 0: CS信号変化 | 1= 変化あり | 0= 変化なし --------+---------------------------------------------- 03h |割り込み参照レジスタ |bit 7: 不明 |bit 6: FIFO搭載識別ビット1 | * 読み出すたびに1→0→1→・・・と変化する |bit 5: 識別ビット2 | * 常に0を返す |bit 4: 不明 |bit 3〜0: 割り込み要因index | 111b= | 110b= 受信データあり(タイムアウト) | 101b= | 100b= | 011b= ラインステータス変化 | 010b= 受信データあり | 001b= 送信可能 | 000b= モデムステータス変化 | * 割り込み要因を示す |bit 0: 割り込み要因 | 1= なし | 0= あり --------+---------------------------------------------- 04h |FIFOコントロールレジスタ |bit 7〜3: 不明 |bit 6: 不明 |bit 2: FCR2 | 1= 送信FIFOリセットする | 0= 送信FIFOリセットしない |bit 1: FCR1 | 1= 受信FIFOリセットする | 0= 受信FIFOリセットしない |bit 0: FCR0 | 1= FIFOモード | 0= 従来互換モード(デフォルト) --------+---------------------------------------------- 05h |通信速度設定レジスタ |bit 7,6: 不明 |bit 5,4: 通信方式 | 11b= BCI同期 | 10b= 同期刻時 | 01b= ST2同期 | 00b= 調歩同期(デフォルト) |bit 3〜0: 通信速度 | 1111b= 115200bps | 1110b= 57600bps | 1101b= 38400bps | 1100b= 19200bps | 1011b= 14400bps | 1010b= 9600bps | 1001b= 4800bps | 1000b= 2400bps | 0111b= 1200bps | 0110b= 600bps | 0101b= 300bps | 0100b= 150bps | 0011b= 75bps |* DIP SW 2-2 ONのみ有効 --------+---------------------------------------------- 06h |不明 --------+---------------------------------------------- 07h |不明 --------+---------------------------------------------- 解説 o I/O 00B6hで指定された拡張RS-232Cチャネル3のFIFO制御レジスタの読み書き を行う。 o 詳細不明。 関連 I/O 00B6h I/O 00B8h 名前 拡張RS-232Cボード制御 Undocumented 対象 PC-9801-101 機能 [READ] bit 7〜5: 不明 bit 4: EEPROM DO信号 bit 3: DIP-SW 2-2 1= OFF 0= ON * ONのとき通信速度設定可能) bit 2: DIP-SW 2-1 1= OFF 0= ON * ONのとき共用割り込みモード bit 1: CH3割り込み要因フラグ bit 0: CH2割り込み要因フラグ 1= あり 0= なし * 共用割り込みモード時のみ有効 [WRITE] bit 7〜0: 不明 解説 o 拡張RS-232Cボードの制御をおこなう。 o 詳細不明 関連 I/O 00B4h,00B5h - 05h I/O 00B6h,00B7h - 05h I/O 00BAh I/O 00B9h 名前 拡張RS-232Cチャネル3 データ チップ 8251相当品 機能 [READ] 受信データレジスタ [WRITE] 送信データレジスタ bit 7〜0: データ 解説 o シリアルインタフェースで送受信するデータを入出力する。 o 詳細はμPD71051データシート等を参照のこと。 関連 I/O 00BBh I/O 00BAh 名前 拡張RS-232Cボード制御 Undocumented 対象 PC-9801-101 機能 [READ] bit 7〜3: 不明 bit 2: EEPROM CS信号 bit 1: EEPROM SK信号 bit 0: EEPROM DI信号 解説 o 拡張RS-232CボードのPlug and Play情報を保存するEEPROMの制御をおこなう。 o 詳細不明 関連 I/O 0259h,0A59h I/O 00B8h I/O 00BBh 名前 拡張RS-232Cチャネル3 ステータスリード,モードセット,コマンドワードライト チップ 8251相当品 機能 [READ] ステータスリード bit 7: DSR信号 1= DSR ON 0= DSR OFF bit 6: 同期検出 1= あり 0= なし bit 5: フレーミングエラー検出 1= あり 0= なし bit 4: オーバーランエラー検出 1= あり 0= なし bit 3: パリティエラー検出 1= あり 0= なし bit 2: TxEMP 1= 送信バッファエンプティ 0= 送信バッファにデータあり bit 1: RxRDY 1= 受信可能 0= 受信不可 bit 0: TxRDY 1= 送信バッファに空きあり 0= 送信バッファに空きなし -----+-----+----------+----------+------------ TxEMP|TxRDY|バッファ#0|バッファ#1|データの送信 -----+-----+----------+----------+------------ 1 | 1 |データなし|データなし|可能 0 | 1 |データあり|データなし|可能 0 | 0 |データあり|データあり|不可能 1 | 0 | 存在しない -----+-----+----------+----------+------------ [WRITE] コマンドワードライト bit 7: エンターハントフェーズ(同期モードのみ) bit 6: リセット 1= する 0= しない bit 5: RTS信号 1= RTS ON 0= RTS OFF bit 4: エラーフラグクリア 1= する 0= しない bit 3: TxDATAブレーク送信 1= する 0= しない bit 2: 受信許可 1= 許可 0= 禁止 bit 1: DTR信号 1= DTR ON 0= DTR OFF bit 0: 送信許可 1= 許可 0= 禁止 [WRITE] モードセット bit 7,6: S2,S1 11b= 2ビット 10b= 1.5ビット 01b= 1ビット 00b= 無効 * ストップビットの長さを設定する bit 5: EP 1= 偶数パリティ 0= 奇数パリティ bit 4: PEN 1= パリティあり 0= パリティなし bit 3,2: L2,L1 11b= 8ビット 10b= 7ビット 01b= 6ビット 00b= 5ビット * データビット長を設定する bit 1,0: B2,B1 11b= x64モード 10b= x16モード 01b= x1モード 00b= 同期モード * クロックモードを設定する 解説 o シリアルインタフェースの各種モード設定を行う。 o 詳細はμPD71051データシート等を参照のこと。 関連 I/O 00BAh